こんにちは。

ボールはともだち、跳べないブタです(古いな。わかります?)。

今回は、選手の皆さんが多くやるであろう、線審(ラインズマン)について書いていきます。

中学生向けに書きますが、一通りのことは書きますので、大人の方も是非参考にしてください。

なっがいので、目次だけ見て、詳しく読みたいところに飛ぶのも良いと思いますよ。

目次

線審(ラインズマン)とは

線審(ラインズマン)は、コートの四隅に位置し、主にボールがコートの中に落ちたのか、外に落ちたのかを判断する役目の審判です。

コートが右に見えるように、コート隅から2~3m離れたライン延長線上に旗を持って立ちます。

「左足がラインに来るように立て」という人と、「体の中心がラインにくるように立て」という人といますが、

とにかく目線がラインにくるようにしましょう。

左足がラインに来るように立つ場合は、左足に重心をかけるということです。

このとき、主審・副審・他の線審がしっかりと見える位置に立ちましょう。

支柱で隠れてしまわないように。

ラインズマンは自分のラインについては基本的に一人で責任をもって判断しますが、後で書くように他の審判との連携が大切だからです。

サイドラインの線審は、サーバーがサイドライン際や後ろからサーブを打ちそうなときは、サーバーよりも後ろのライン延長線上に移動し、

サーブが打たれたら隅から2~3mのところまで移動して構えます。

これができていると、よくわかっている線審だな、と褒められますよ^^

心構え

ラインズマンに限らず、審判をする上で大切な心構えを書いておきます。

どんなときも中立の立場で

当たり前ですが、どちらかのチームにひいきをしないように。

自分のチームの先輩の試合だからとか、

好きな選手のいるチームだからとか、

3セットは嫌だからとか、

なんだかんだで公平にならないことがないように。

周りに左右されない

あまり自信がないからといって、ベンチの選手や監督の声に従うということがないようにしましょう。

自分の目で見て、自分で判断します。

それが主審によって反対にされることもありますが、それはそれでくよくよせずに、次に臨みましょう。

旗を出すときはなるべく早く

ボールが付いたと同時に出すことが理想です。

ですから下に書くように、ボールが落ちそうなときはしっかりと構えておきましょう。

あまり早く出しすぎて、間違えてしまうときもありますが、

そんな時は出しなおしてください。

旗を出したときは『キヲツケ』で主審を見る

これ、できていない人が多いのですが、とっても大事です。

特に主審側のエンドラインの線審(図の右上)が見づらいですね。

これから書くような形で旗を出し、両足を揃えてまずぐ立ちます。

そして、しっかりと主審を見ましょう

主審はあなたの表情を見て、最終判断をします。

自信をもって出す

旗を出すのが遅かったり、困ったような顔をしたりしていると、周囲から信頼されません。

びしっと出して、『ちゃんと見てますよっ!』って周りにアピールしましょう。

構えと旗の持ち方

ラリーが行われていないときは、『キヲツケ』の姿勢で待機します。

このとき、旗は体の後ろに隠しておきましょう。

旗をいじったり、ヒラヒラさせたりしないように。

旗は基本的に右手で持ちますが、左利きの人は左手でも良いようです。

小指で旗の先端を挟んでおいて、出すときに小指を話すという技(?)もあるようですが、

あくまでオプションです。ちょっとカッコイイですよね。

でも出すとき旗投げたり落としたりしないでね^^;

主審のサーブ許可の笛が鳴ったら、左足を前にして肩幅より少し開いて、

レシーブの構えのように膝を軽く曲げて構えます。

すぐには旗を出しませんから、軽くで良いですよ。

もちろん旗は体の後ろに。

エンドラインのラインズマンで、旗を前に出してサーブを打たれると同時にバッと後ろに下げる人がいますが、

完全に間違いです。

プレイヤーの邪魔をしてはいけません(笑)

サーブが打たれたら、自分のラインにボールが来そうなときだけ、もう少し膝を曲げて重心を落とします

エンドラインの線審だとわかりやすいですよね。

向こう側のコートにボールが行ったばかりのときは、また少し膝を伸ばして、楽な姿勢で構えて、

スパイクが打たれそうなときになったら、重心を落として構える。

慣れてくると構えやすくなります。

イン・アウトの判定

前置きが長かったですが、

いよいよインとアウトの旗を出すことについて書きます。

インとアウトの判定基準

まずはインとアウトの基準を書きましょう。

ルールブックには、こう書いてあります。

(ボールインは、)ボールが区画線を含むコート内の床面に接触したとき

要するに、こういうことです。横からみた図ね。

ボールが絶対に凹まない球体であれば、上の図のような感じになりますから、

ボールの中心がライン内側か、ラインにかかっていればイン、ラインよりも外にあればアウトです。

実際にはちょっと凹むでしょうから、

こんなこともあり得ます。

ですから、感覚的にアウトだと思っても、実際ルール上はインということがあります。

プレイヤーも観客も片方のチームびいきになりますから、クレームがつくこともあるのです。

でも、そこはしっかりと自分の目で確かめて、判断しましょう。

インの旗の出し方

インは、旗を斜め下に出し、『キヲツケ』の姿勢です。

旗が地面と平行になっていると良くわかりませんので、45°くらい下にに傾けましょう

旗はラインに向けます。コートの中には向けません。

自分から見て手前に落ちたとか、奥に落ちたとかで変えなくて良いです。

アウトの旗の出し方

旗を真っ直ぐに上に出し、『キヲツケ』の姿勢です。

旗の棒が倒れてしまわないようにしましょう。

人差し指を旗にそって立てておくと良いですよ。

イン・アウトを出すとき

これ、結構大事なのでよく読んでくださいね。

インは、自分の担当ラインから3mほどの地点にボールが落ちたときに出します。

コート中央に落ちたときに出す人がいますが、必要ありません。

サイドラインの線審は、向こう側のライン付近に落ちたときも出します。

特に、ネット下に落ちたときに忘れないようにしましょう。

アウトは、自分の担当ラインを越えてボールが落ちたときだけ、出します。

自分の担当ラインではないところのアウトボールには、出しませんので注意しましょう。

インもアウトも出さないときは、素早く『キヲツケ』の姿勢になります。

エンドラインの線審(左下)が出すときは、下の図の赤い部分にボールが落ちたときです。

サイドラインの線審(左上)が出すときは、下の図の赤い部分にボールが落ちたときです。

ですから、ボールが落ちたとき、インとアウトは1人か2人の線審しか出しません。

下の図は、旗の出る本数をあらわした図です。

1本も旗が出ないケース

1本出るケース

2本出るケース

自分の担当ライン付近でないのに勝手に出すことがないようにしましょう。

注意したいこと

インとアウトは絶対に同時に出ることはありません

もし2人の線審からインとアウトが1人ずつ同時に出たら、周りが混乱してしまいます。

両方ともしっかり見ていたとすると、そういう時はアウトなんですが。

自分の担当ラインがインでも、手前や奥のラインではアウトということがありますので。

もし自分のラインがアウトなら、なるべく早めにアウトを出してください。

自分のラインがインで隣のラインのインアウトがわからないときは、一瞬待ち、そのラインの担当の線審の動きを見ましょう

インを出したら、こちらもインを出します

アウトを出したら、こちらのラインをまたいでいるわけではありませんから、『キヲツケ』の姿勢です。

この点については複雑ですので、別の記事で書きますね。

ワンタッチの判定

さて、次にワンタッチの判定について書きます。

ワンタッチとは

ワンタッチとは、ボールがプレイヤーにあたって、そのプレイヤー側のコートに落ちることをいいます。

下の図で左のプレイヤーに最後にあたったとき、ワンタッチになるのは赤い部分にボールが落ちたときだけです。

青い部分に落ちたときはアウトになりますので注意してくださいね。

また、例外として、スパイクがネットにあたってこちら側のアウトゾーンに落ちたときもアウトの判定になります。

あまりないですが。

ワンタッチの旗の出し方

ワンタッチは、胸の前で旗を立て、旗の先端に左手を横に添えます

横からみた図。顔が隠れてしまわないようにしましょう。

前からみた図旗が斜めになってしまうのもカッコ悪いです。

ワンタッチを出すとき

ワンタッチは、次のどれかに当てはまるときに出します。

自分の側のコートのプレイヤーにあたってボールがアウトになったとき

これはわかりやすいですね。

レシーバーがはじいて外に出たときが多いでしょう。

ブロックアウトを忘れないように注意してください。

自分のラインを越えてアウトになったとき(サイドラインの線審のみ)

サイドラインの線審は、向こう側のコートの選手がボールをはじいてアウトになったときも出します。

自分の担当ラインを越えたときだけですよ。

コート中央付近のブロックにかすってボールがアウトになったとき

これは、確実にワンタッチがあったと自信があるときだけ出します。

コート中央のブロックのワンタッチは、主審や副審からはわからないことがありますので、

線審だけが見えることがあります。

そんな時にさっと出せると、後で主審から感謝されます。

わからないときはアウトで

ブロックのワンタッチ、よくわからないこともありますよね。

そんな時はあたっていないと判断して、イン・アウトの判定で構いません。

上に書いたような基準で、自分の担当ラインにそった判断をしてください。

イン・アウトとワンタッチの旗の出し方の違いのまとめ

今まで書いてきたことをざっくりまとめると、

イン・アウトは、自分の担当ラインについての判定を出すだけ

ワンタッチは、自分側のコートと担当ラインについての判定を出す

ということになります。

その他~旗を振るとき・その他の役目~

さて、イン・アウトとワンタッチの旗の出し方について書きましたが、それだけで3500字超えてしまいました。

でも、線審が旗を出すときは他にもあります。

これからが複雑ですから、しっかり覚えましょう。

旗を振る

多いのは、旗を振るときです。

旗の振り方

これから書くところにボールが当たったときや通ったときは、該当の部分を左手で指さし、旗を振ります

旗が鳴るように勢い良く、そと・なか・そとと振り、止めます。

主審をしっかりと見てください

バババッと速いと他の線審とタイミングが合いませんので、

バッ・バッ・バッっと、ゆっくり振ります。

大体は主審が気付いて笛を吹いてくれますが、

気づかれなかった時はもう一度振りましょう。

ただ、主審は気付いても『違う』と判断することもありますから、

『降ろせ』みたいなジェスチャーをされたらすぐに降ろしましょう

旗を振るとき

では、実際に旗を振る場面を書いていきます。

ボールが支柱や審判台(審判)・アンテナ・白帯・白帯より外のネット・天井にあたったとき

上のようなところにボールが当たったとき、線審は全員が旗を振ります。

基本的にみんなが見えますので、タイミングを合わせて振れると良いです。

タイミングを逃してしまったときは、最後の姿勢だけでも合わせましょう(笑)

ボールがアンテナの延長線上を通過したとき

アンテナがすっごく長かったとき、ボールが当たるようなときは振ります。

これは見える線審と見えない線審が出てきますので、4人全員が出す必要はありません。

対角線の2人で出すことが多いでしょう。

このときだけは、定位置から少し動いてみるべきです。

よくわからないときは出さないこと。

感覚で出さないでください。

ボールがインになるか、ラリーが続いているときだけで構いません。

サーバーがエンドラインを踏んでサーブを打ったとき(エンドラインの線審のみ)

エンドラインの線審は、サーバーがサーブを打つときにエンドラインを少しでも踏んでいたら、旗を振ります。

ジャンプサーブのときは、ジャンプするときの足の設置点で判断します。

もちろん、完全にコートの中で足を着いてサーブを打ってもダメですよ。

サーバーがサイドラインを越えてサーブを打ったとき(サイドラインの線審のみ)

サイドラインは、ラインの延長線上を踏んで打っても構いません。

ただし、サーブを打つ前の最後の設置点がラインを少しでも超えていたら、反則になります。

斜めに走りこんで打つ選手がいますので、しっかり見てください。

そういう選手に対応するためにも、サーバーの後ろまで行く必要があるのです。

主審や副審から見えづらい場所にボールが落ちたとき

これ、ごくたまにですがあります。

コート中央でも、プレイヤーの陰で隠れてボールが落ちているか落ちていないか、

よくわからないことがあります。

手の甲で上げるパンケーキの場面とか。

確実にボールが付いたと判断したら、いつものインではなく、落ちた場所に向かって旗を出します。

斜めに出すと良いでしょう。

くれぐれも、確実に落ちたと判断したときだけで構いません。

まとめ

お~。長かった。

半日かかっちゃいました。

5000字を越えて、跳べないブタの記事では最長記録更新です。

これで線審の役目は網羅しましたが、更に細かいところは別記事にまとめて書きます。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

ポチっとしていただけると成仏します(おい)

にほんブログ村 その他スポーツブログ バレーボールへ